発展⑩ 人を見る目を養う
議論が強い人に勝つ方法
議論が強い人は非言語コミュニケーションに長けている方が多いです。
間や、表情、声のトーンそのものに説得力があるのです。
非言語コミュニケーション力が高いと議論や説得場面で有利になります。
昔ディベートの練習をしていたときにとても強い相手がいました。
その時、なんとかならないかと考えた末に防衛策を自己流で編み出しました。
それは、相手の非言語コミュニケーションをすべてシャットダウンして、テキストベースに起こすという作戦です。
具体的には目をつぶります。
もしくは目を半開きにします。
そして頭の中に文字を起こして相手の話を聴くのです。
言語だけに耳をすましてみる
相手が迫力ある声で話しても、表情豊かに話しても、すべて「言語」のみに置き換えて判断してみます。
そうすると、相手はすごいことを話していそうでも実はたいしたことを話していないことに気がつきました。
これは自分自身が何か商品を買おうとするときも心がけていたりします。
< 家電を買うとき「視覚的なデザインよりも商品の質そのもの」が重要であるときはそうしています。
対人関係を変える!「本質」の見抜き方!
また言葉だけを聞く練習をすると人とのかかわりも変わってきます。
例えばおどおどして暗い話し方をしている方でも内容は実はきちんとしていることがあります。
ダイコミュには歴代何人かのアシスタントの方がいました。
中には本当に話すのが苦手でもごもごと何を話しているのかわからない男の子がいました。
非言語だけではとてもじゃないですが、採用は難しかったのですが、言葉だけをよく聞いてみると論理的で的を得たことをしっかりと話していたのです。
実際仕事をしてもらうと、とてもいい仕事をしてくれて今でもとても感謝しています。
言葉のみに注目すると冷静になれる
見た目、声のトーンは確かに大事です。
ただそれだけで良し悪しを判断してしまうとヤケドしてしまうことがあるかもしれません。
高額な商品を買うときや、人生で大事な決断に関わるようなことを判断するときは言葉そのものに注意を払うことも必要だと思います。