基礎②「嫌われることは自然だ」と考える
みんな誰かに嫌われている
人間関係を築けるようになるにはまず1つのルールを覚えて下さい。
それは「嫌われることは自然だ」と受け入れることです。
なんだか本末転倒な考え方ですね。
人間関係を築くためのルールをお伝えしようとしているのに「嫌われることは自然だ」なんて。
でもこの点を抑えておくと人間関係がうまく築けるようになります。
社会不安障害の患者の根底には「否定的な評価に対する恐怖」があると考えられています。
例えば否定的な評価に対する恐怖があると、
- いつも好意を持たれなければならない
- >絶えずニコニコしていなければならない
- 悪く見られていないか常に気にしなくてはいけない
- 孤立することは恥ずかしい
・・・などの派生的な悩みが沸いて出てきます。
このように「否定的な評価をされてはいけない!」
と考えるだけで、人関係の悩みはますます複雑になってしまうのです。
「嫌われることが不安」って悪いこと??
皆さんが抱えている悩みの根底には「嫌われてはならない」という感情から始まっていることが多いのです。
そのためこの厄介な気持ちとうまく付き合うことができるようになれば、人間関係はずいぶん楽になるのです。
嫌われてはならないという感情は、人間の自然な感情です。
嫌われたくないから、言葉や表情に気をつけることは自然なことです。
ただしそれは「健康的なレベル」に限ります。
もし、この気持ちが強すぎて、人間関係に疲れを感じていたら・・・きっとこれからのコラムが役に立つでしょう。