発展⑨ 攻撃的な人をみたら 何かあったのだろうなあ~と思う
身近に攻撃的なタイプはいますか?
日々、様々な方に会う生活をしていますと、好き嫌いが激しい方、攻撃的な事を言う方がいます。
心を閉ざして、表情が乏しく、ネガティブなことを言い続けてしまう方もいます。
私も人が怖かった頃、その攻撃性が自分に向かって来たときは怖いと感じていました。
私自身が相当弱っていたので、暖かい言葉をかけてくれる方を望んでいました・・・。
この人とは関わりたくない、逃げたい、という気持ちもありました。
攻撃的になるのには理由がある
回復して、勉強をはじめてから、知識の上では、人間の性格は様々な要因が絡んでくることがわかりました。
攻撃的であったり、閉鎖的であったりするのは色んな要因が絡んでいます。
それを「頭の上」では理解することができました。
しかし、それが「体感として実感できる」ようになったのは現場を何年も経験してからです。
嫌いな方が多い、攻撃的になってしまう方はそういった経験を「せざるを得なかった環境」にあった方が多いのです。
鵜呑みにしない!相手の本質を見抜こう
私はこのような経験から
「ああ・・・この人はネガティブなことばかりを言ってしまっているけれど、きっと何かあったんだろうな・・つらかっただろう・・」
と感じられるようになりました。
そうすると好きとか嫌いとか、白黒な感情ではなく様々な感情でその人を見られるようになるのです。
今話している言葉や、表情で判断するということは本当の意味でその人の中味を見ていることにはならないのです。
だから、暗い、ネガティブなことばかりを言う人だな。
こういう人とは関わらないようにしよう・・・
とすぐさま判断するのはとてももったいないと感じます。
孤独でつらい環境がその人をそうさせているのかもしれない。
少なくともそういった可能性は心のどこかで持っておくことが優しさだと思うのです。
「温かい気持ち」はコミュニケーションの原点
人間は暖かさに触れれば暖かい感情を持つものです。
挨拶からで良いですし
ありがとうとか小さな感謝からでも
良いと思います。
そういった温かさと触れていれば段々と人間はほぐれてきます。
暗い表情だった方が、自分と話すときに心を許してくれたようにニコっと笑ってくれたとき、なんだか本当に良いものをもらえた気分になります。
それは「暗いから笑顔になったほうがいいよ」と言われてできた笑顔なのではありません。
冗談を言って照れ笑いや、ありがとうと言われて嬉しくてはにかんでしまうような笑顔です。
そういった笑顔と触れたとき、本当に心から嬉しくなります。
○○さんが、はにかんでくれた~!と感動すらします。
何かあったのかな?と考えてみる
接する人全員に暖かく接するなんてことは現実的には難しいかもしれません。
ただ理不尽に攻撃的になっていたり、嫌いになってくる方がいたとしても、ひとまずは
「なんかあったんだろうな・・・」
と感じること。
そういった姿勢を持つことはとても大事だと思います。